3.ハイブリットとは?|横須賀、逸見の歯医者・歯科ならウェルシティ横須賀歯科診療所

3.ハイブリットとは?

ハイブリットとは、ハイブリッドセラミックとも呼ばれ、歯科治療で失った歯を補う補綴物(詰め物や、被せ物)の一種です。レジンとよばれる歯科用樹脂(プラスチック)とセラミック(陶器)の微粒子を合わせた補綴物です。

 

ハイブリットの特徴

ハイブリットはレジンとセラミックの中間の性質であり、レジンの耐衝撃性や粘り、そしてセラミックの強さや、審美的な美しさを兼ね備わった補綴物であり、『インレー』や『クラウン』として活用されています。

 

ハイブリットのメリット・デメリット

ハイブリットのメリットとデメリットについてご紹介していきます。

 

ハイブリットのメリット

審美的美しさ

天然の歯のような透明感があり、食べ物・飲み物による着色や、食べかすやプラークが付着しにくくなっています。

 

天然歯と相性のいい硬さ

天然の歯とほぼ同じぐらいの硬さなので、天然の歯と咬み合わせた時に歯や骨に負担が少なくすみます。天然の歯よりも硬い性質であると、天然の歯が破損してしまう恐れもあり、天然の歯と補綴物の相性は重要となります。

 

金属不使用

金属を一切使用していない補綴物であり、金属アレルギーの患者さまもご利用になれます。

 

保険診療適応も

以前は保険診療外となり、保険診療で治療する銀歯適用となっていましたが、平成244月より小臼歯4番、5番、平成284月には大臼歯6番、7番に限り条件(CAD/CAM装置)を満たした場合、ハイブリットクラウンは保険診療適用となりました。

 

ハイブリットのデメリット

取り扱い歯科医院の件数

まだまだ一般的にはあまり普及していないため、取り扱いする歯科医院の件数が多くはありません。厚生労働大臣が定める施設基準に適合していると認可された歯科医院のみ治療を行うことが可能です。

 

耐久性

レジンの性質を含む為に、セラミックの補綴物よりハイブリットの補綴物は耐久性に劣り、特に臼歯の場合はハイブリットよりセラミックを推奨する歯科医師も多いのも事実です。また、咬み合わせによっては、装着できない場合もございます。

 

単色

セラミックに比べ、歯の色のバリエーションは少なく、単色であります。

 

保険診療適応外も

一定の条件を満たした場合、保険診療となりますが、適応されない場合は全額自己負担となります。

 

以上、セラミックについてご紹介しました。セラミックの補綴物をお考えの場合は、お気軽にご相談ください。