2019/02/03
保険診療の補綴物は、使用できる材料や作製工程が限られていますが、自費の補綴物では、さまざまな種類の歯科材料を使用することが可能であり、見た目にこだわったり、保険診療の補綴物と比べると性能的にも優れている面もあります。今回は、一般的に自費診療で作製できる補綴物をご紹介いたします。
自費の補綴物一覧
ゴールド
ゴールドとパラジウム合金を合わせた補綴物です。ゴールドは柔らかく補綴物には不向きではありますが、パラジウム合金を合わせることで強度を補います。ゴールドは金属アレルギーを引き起こす確率も低いと言われており、身体や歯にもっとも適合する歯科材料と言われています。
ハイブリットセラミック
ハイブリットとは、ハイブリッドセラミックとも呼ばれております。レジンとよばれる歯科用樹脂(プラスチック)とセラミック(陶器)の微粒子を合わせた補綴物です。自身の歯に近い色を選択できます。経年劣化に伴い変色してしまう場合もあります。
ジルコニアセラミック
人工ダイヤモンドが原料であり、インプラント治療でも使用され、人工関節、スペースシャトルの外壁までにも使用されるほど、人体への親和性や耐久性に優れています。衝撃を分散させる性質を持っており、咬み合わせの歯や骨にダメージを与えることなく、破損する恐れも少ないと言われています。金属は使用せず、透明感な白い歯を保つことが可能です。
オールセラミック
セラミック(陶器)でできた補綴物です。経年劣化に伴う変色は認められず、長期に亘り美しい歯を保てます。金属を使用してらず、金属アレルギーの患者さまでも利用することができます。
メタルボンド
金属の土台にセラミック(陶器)を焼き付けた補綴物です。経年劣化に伴い変色することもなく審美的にも美しく、強度にも優れており、前歯だけではなく、咬む力が加わる大臼歯にも使用されます。
義歯(入歯)
保険診療では、歯科用プラスチックなどが原料でありますが、自費診療では見えない部分に金属を使用し、耐久性や衛生的にも優れています。
以上、自費診療の補綴物をご紹介いたしました。保険診療の補綴物は人体への親和性や利便性、審美的にも自費診療に比べて劣ってしまう点もありますが費用を抑えることができます。自費診療では、より人体への親和性や利便性、審美的に優れた補綴物を利用することが可能です。
保険診療の補綴物より費用はかかりますが、メリット・デメリットをしっかりと理解し選択することが重要です。自費診療の補綴物をお考えの際は、なんなりとお問合せください。