2019/02/02
フルジルコニアは、人工ダイヤモンドが原料の補綴物であり、そのすべての原料がジルコニアで出来ている補綴物をフルジルコニアと名称しています。自費診療の補綴物となります。
フルジルコニアの特徴
金属よりも軽量
フルジルコニアは金属を一切使用していないので、金属よりもフルジルコニアは3分の1
軽量であります。
人工ダイヤモンドの強度
ジルコニアは人工ダイヤモンドであり、天然ダイヤモンドの次に硬い物質となります。さらに、ジルコニアに強い力が加わってしまう場合も、力を分散する性質をもち、破損したりすることはなく、歯科補綴物の材料として非常に優れてります。
見た目にもこだわった補綴物
従来の補綴物といえば“銀歯“でありましたが、口を開けた時に銀歯が目立ってしまうことがデメリットであり、コンプレックスに感じてしまう人も少なくありません。
それにかわり、フルジルコニアは金属を一切使用しておらず、透明感があり自身の歯と見分けがつかないのが特徴の補綴物です。
いわゆる銀歯や、金属を使用している補綴物は、経年劣化に伴いその物質の成分が身体に流出し、補綴物と歯肉の境目が黒く変色してしまう恐れありますが、フルジルコニアは人工ダイヤモンドで出来ているために、変色はしません。
親和性の高い素材
ジルコニアは、身体に影響はない物質であり、インプラン治療や人工関節などに使用され、各分野でもジルコニアは重要な物質として注目されています。
金属アレルギー
保険診療で使用されている『インレー』『クラウン』と呼ばれる銀歯は金銀パラジウム合金とよばれる、数種類の金属でできています。
金属アレルギーの人が銀歯を装着すると、アレルギー症状が出てしまうため、数種類の金属でできている『インレー』や『クラウン』を装着することはできませんでした。
また、本来金属アレルギーでない人でも、経年劣化により金属の成分が体内に蓄積し、金属アレルギーではなかった人も突然発症してしまう場合もありました。
それにかわりジルコニアは、人工ダイヤモンドでできているために、金属アレルギーの患者さまでも、そうでもない患者さまでも利用することが可能です。
精巧な作り
従来では手作業で補綴物を作製してりましたが、現在は機械も取り入れながらフルジルコニアは作製されています。型採りした歯型を、スキャナーで取り込みデータにし、コンピューターでデザイン(CAD)、専用機械でジルコニアを削り(CAD)、加工し出来上がります。
以上、フルジルコニアについてご紹介いたしました。フルジルコニアの補綴物を考えの場合は、気軽にご相談ください。